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清澄フリースタイルフリスビー研究所
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2010/10/28

チキンウィングスロー




バックハンドスローの変形です。
これが正式名称なのかは実はよく分かってません。
何故今更そんなことを言うかというと先日こんなのを見つけたからです。

単に見たまんまで「巻き込みのバックハンドスロー」と呼ばれているのも聞いたことがあります。

ただこんなところで呼び名論争しててもしょうがありません。
トッド先生も仰ってることだし今更呼び方変えるのも面倒くさいんで。
ということで「チキンウィングスロー」でいきますです。


このスローのメリットとしては

1.とにかくディスクに回転をつけることができる。
2.左右どちらでも比較的簡単に投げられる。
3.体を使って投げるので軌道が安定しやすい。


1と2のメリットがとにかくでかいですかね。
flyingtachって回転数を計るメーターがあるんですが、
ウチの面々の最高回転はこのスローでたたき出してます。
で、比較的簡単に投げられると。
回転数フリークにはたまらないスローな訳です。

「回転はもの凄くかかってるんだけどゆっくりフワリと飛んでいく」という
トチ狂った独特の所謂「フリスタ投げ」を手軽に実践できるスローです。

距離としては中~遠距離のレンジでしょうか。
近距離は向いてないです。デメリットはこれかな。



海外の動画だと女性プレーヤーが使ってますかね。
男が使ってるのはほとんど見たことないっす。
やっぱ1のメリットがでかいんですかね。
非力(つっても多分僕より強い)な女性でも
高回転をつけることができる、ってことでしょうか。



グリップ
やはりバックハンド同様2種類。
回転のパワー目当てなんでバークレーで握る人が多いかな。
僕は左手…バークレー、右手…クラシックです。
使い分けてるんじゃなくて単にどちらもその握りじゃないと投げられないだけです。
クラシックグリップ



バークレーグリップ





回転方向
やはりバックハンドと同じ
右手……クロックワイズ
左手……カウンタークロックワイズ



以下の例・説明はカウンタークロックワイズ回転(左手投げ)のものになります。
クロックワイズ(右手投げ)にチャレンジしたい方は逆に置き換えてください。



スタンス

半身で立ちます。
投げる方向に対し平行に足を揃えます。




投げ方

先程のスタンスで立ちます。ここからスタート


ディスクを巻き込みながら重心を右足に移し、
体を後方へ捻ります。
相手に対して背中を見せるくらい捻りましょう。
巻き込んだ腕を後方へ引くのではなく、
腰を捻る(体の中心線を回す)ことを意識した方がいいと思います。




ひねった体を一気に戻します。それとほぼ同時にリリース。
最後には相手に対して胸が見えるくらいまで体を捻ります。
このときもやはり腕ではなく腰を回す意識の方がベター。
リリースまで肘は曲げた(巻き込んだ)状態になっています。
中距離(10m~15m)くらいの場合、重心は右足(後ろ足)に残した状態で投げてます。
それ以上の距離の場合は重心を左足に乗せることもあります。


リリース直後。
ここでようやく左手が伸びてきます。



投げた後、手は後方へフォロースルー。





重要な点はこの辺すかね。

巻き込み


多分ここが一番大事かな。
ディスクを握っている指の付け根を脇または胸につけるようにして
巻き込みます。
肘は上げます。脇を開けた状態になります。
持っているディスクの角度は平行あるいは外側(右側)が少し下がってる状態がいいと思います。
個人差、風の状態にも寄りますが20度以内くらいでしょうか。
この状態をリリースまでキープします。
体を戻してるときも肘を曲げて巻き込んだ状態にしておきます。で、リリース。
最後のフォロースルーでは手を伸ばした状態になっているため
手から始動すると勘違いしがちですが、それだとディスクがもの凄い勢いで飛んでいってしまいます。


また、手から始動してしまうとフォームも変わってきてしまいます。
写真のようにディスクが体から離れるフォームになりがちです。
これだと回転はかかりませんし、多分全然狙っていない方向へ飛んでいってしまうと思います。

リリースすれば手は自然に伸びた状態になります。
最後まで巻き込んだ状態をキープしましょう。



重心
普通の左手投げのバックハンドスローだと、重心は左足(前足)に乗せた状態で
リリースすることになると思いますが、
チキンウィングで中距離(10m~15mくらい)の場合、バックハンドとは逆に右足(後足)に乗せてます。
後ろに体重を置くことによって少しでもディスクの推進力を殺し、ゆっくり飛ぶ軌道を出すためです。
*これ以上の距離のときは、バックハンド同様左足に重心を乗せて投げることもあります。



ただ、あまり重心を後ろに置くことに意識しすぎると、極端な後傾姿勢になってしまうことがあります。
これではディスクが上に飛ぶばかりです。
体は地面と垂直、もしくはやや後傾にとどめるようにしましょう。




動きの順序
個人差あるかもですが、
ディスクを巻き込む→体を後方に捻る、って順の人が多いんじゃないかと思います。
重心を右足に移す時と巻き込みが同時、あるいは若干巻き込みが早い→その後捻るって感じです。



投げる力の強さ
上でも書きましたが回転乗せてナンボのスローです。
僕等も毎回と言っていいほど、このスローはフルパワーで投げてます。
なので、最初のうちからでも、人のいないスペース(できたら20m~30m四方くらい)を見つけて、
思いっきり投げてみることをオススメします。




体の意識
この辺は宇宙語です。読んで「なんのこっちゃ」と思った人、正常です。

「握った手を意識しない」という意識で投げてます。
体を回転させてそのパワーで投げます。
なのでイメージとしてはあくまで「体で投げる」です。
別のイメージとして「脇で投げる」って意識の人もいるみたいです。





これでもちょっと上手くいかねーなー、って人

なりがちなのはディスクが傾いて投げたい方向より左横に飛んでいってしまう、って状態ですかね。
体の回転のパワーが上手く伝わってない状態になっているんだと思います。
矯正として↓なんかを試してみたらいかがでしょ。


投げる方向


そのスタンスで本来投げる方向に対し、30度くらい右斜め方向に投げてみましょう。
これで感覚をつかんでみて、徐々に本来投げる方向に戻していってみましょう。



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